認知心理学 第1回 認知心理学のプロフィール
評価の高まりを考えると、きちんと学んでおきたいと思って選択した。
認知心理学はテキストの厚みが違う。
ほかの科目の1.5倍ぐらいページがあるのではないか。
第一回目だけの感想にはなるが、これはとってよかったと思う。
担当の先生は高野陽太郎先生だが、この先生の説明はわかりやすい。
しゃべり方も上手だと思う。
しかし、そもそも話していること自体が難しくて、
概念的なので、このあたりはついていける人といけない人と
いるかもしれない。
認知とは、「認識(cognition)」と同じものになる。
知覚、記憶、思考などにあたる。
この第1回では、認知心理学が登場した歴史的背景について、
語っている。
この話の中でキーワードとなるのが、
「情報処理パラダイム」という単語になると思う。
つまり、人間の認知というものを、どう理解するかという中で、
コンピューターの情報処理のようなものとして
理解するという方法だ。
それに対して、ギブソンの生態心理学の考え方では
人間を情報処理として考えるような非日常の状態を考察するのではなく、
日常世界への適応を前提に考察するべきだという考え方がある。
現在は、この両方の考え方が、
対立するものではなく、「どのように」という観点については
情報処理パラダイムを使って考え、
「なぜ」という観点については、
環境への適応という考え方で理解することができるとしている。