心理臨床の基礎 第13回 心理療法5 ―遊戯療法―
小林真理子先生による遊戯療法の回。
小林先生は、話がやや眠たくなってしまうしゃべり方なのがつらい。
しかし、話している内容は、きちんと整理されており、
よかったとおもう。
遊戯療法の具体的考え方や、歴史、また、遊戯療法の形式について
わかりやすくまとめられている。
しかし、内容としては教科書的にまとまっているので、
話を聞いていて面白い感じがないため、
少しつらい感じがある。
さて、違う授業の話だが、心理カウンセリング序説の授業の
最後の15回において、森さち子先生が話している内容に、
自分が経験した3歳児の心理臨床のエピソードで、
「先生、僕の夢を見た?」と聞かれて大変返答に困ったエピソードを
話している。
この話の中で、森先生は、成人の神経症水準のクライアントに比べて
むしろ、子供とのセラピーのほうがはるかに応用編であり、
難しいと感じるという趣旨の話を述べている。
小林真理子先生の話を聞いて、勉強にはなるが、
実際の子供とのセッションの具体例がないので、
おもしろくないとお感じの方は、心理カウンセリング序説
第15回の放送を聞いていただくとよいのではないかと思う。