放送大学で勉強中

放送大学で頑張って勉強する日記です。

2016-01-01から1年間の記事一覧

【読書感想】 ひきこもりはなぜ「治る」のか? 精神分析的アプローチ 斎藤環著

ひきこもりの問題の第一人者といえる斎藤環氏による 精神分析についての解説書。 タイトルからすると、引きこもりで悩んでいる当事者や その家族のためのアドバイスブックと思ってしまうかもしれないが、 そのような本ではない。 これはどちらかというと、精…

【読書感想】自己肯定感って、なんやろう? 高垣忠一郎著

大人に向けて書かれた絵本。 本の半分が、個性の強い版画となっている。 最近、「自己肯定感」という単語が割と頻繁に web上で見かけるようになってきているが、 この「自己肯定感」というキーワードを、 説明するのではなく、語り掛けるように表現した一冊…

【読書感想】 ちーちゃんはちょっと足りない 阿部 共実著

この本は、絶対に体調が悪いときや、最近よくないことにあって 落ち込み気味などの時に読んではならない。 なぜなら、かなりネガティブな感情をむき出しに描いている作品だから。 表紙のポップな感じの明るいデザインとはまるで対照的な作品だ。 ちーちゃん…

オペラント条件付けはさっそく毎日の生活に生かせる

心理学の教科書に必ず載っている「オペラント条件付け」というのがある。 何らかの行動をした後、ご褒美がもらえたり、良いことがおきる状況を 繰り返すと、その行動をする頻度が増えるというもの。 逆に、何らかの行動をした後、罰を与えられたり、悪いこと…

面接授業の落選がつらい

放送大学の面接授業に3つ申し込みましたが、 そのうち2つに落選しました。 ある程度覚悟をしていましたが、 面接授業は思った以上に競争率が激しいようですね。 面接授業の追加募集があることもあるのでそちらに 希望を託します。 取りたい授業に落ちたのは…

【読書感想】逢沢りく  ほしよりこ著

主人公の逢沢りくのパパはアパレル会社の社長、 ママは元キャリアウーマンの完璧な専業主婦。 その一人娘のりくは、中学2年生。 ほかの同級生たちから「特別」とおもわれており、 そしてりく自身も自分を「特別」と思っていた。 りくは、悲しくもないのに、…

来学期受講する科目の検討

来学期受講する科目を 非常に悩んでいましたが、決定しました。 放送授業は、「人格心理学」「心理臨床とイメージ」 「思春期・青年期の心理臨床」の3つです。 面接授業についてはここには記載しませんが、 3科目ほど希望をだすことにしました。 面接授業は…

放送大学の成績

放送大学の成績が発表されました。 全く自信がなかった科目を含めて全科目合格していました。 心理臨床の基礎については、明らかに間違ってしまった問題が 最低3か所もあったので、難しいかなと思っていましたが、 合格していました。 今回初めて放送大学で…

英語が苦手

私の弱点の一つに、英語が苦手というのがある。 決して英語アレルギーというわけではなく、 中学校ぐらいまではそこそこ平均点以上は取れており、 高校ぐらいで全く授業についていけなくなったという感じで、 簡単な文章などなら読めるが、決して人に自慢で…

【読書感想】境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ―家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス

非常にタイトルの長い本。 弁証法的行動療法のマーシャ・リネハン博士の同僚である シャーリ・マニング博士による境界性パーソナリティ障害を持つ人の 家族、友人、パートナー向けのアドバイス本。 つまりこの本は専門家向けではなく、境界性パーソナリティ…

【読書感想】 カウンセラーは何を見ているか 信田さよ子著

なかなか印象的な表紙なので気になって購入した一冊。 著者は心理相談室を独立で開業しているベテラン臨床心理士だ。 この表紙を見て 「きっとセクシーカリスマカウンセラーのスーパーテクニックが、 書いてあるに違いない。」 と予想した方には、まったく残…

放送大学の試験が終了しました。

放送大学の試験はすべて終了しました。 初めての放送大学で、6科目というのは自分でもハードになると 予想したうえでの選択したが、実際にそれなりにハードでした。 でも受講してよかったと思います。 単位が認められるかわかりませんが、やりがいはありまし…

精神分析とユング心理学 第15回 ユング派心理療法:「夢」と向き合う

大場登先生の最後の授業。 大場先生は、私の話し方は眠たくなってしまうかもしれない。 と最初に言ってから、授業を話し始めるが、本当に寝ました。 大場先生、本当に眠たいです。 寝てしまったので、再度授業を聞いてみると、 実際の夢分析の中で、クライア…

心理学研究法 第15回 心理学の研究と教育を考える

最終回は3人の講師の先生の座談会形式なっている。 放送大学ではこのように担当の先生の対話方式の授業は、 あるのだが、この第15回の会話は、かなりわざとらしいので、 ちょっと聞いていてつらい。 (たぶん台本通りに読んでいる) それでも中盤以降は、わ…

精神分析とユング心理学 第13回 異類婚姻譚

引き続き、大場先生の神話と昔話の回。 話していることが誤っているわけではなく、 変なことを話しているわけではないが、 ひたすら童話や神話の話をしているのは、 カレーを食べにいったら、すしが出たようなもので、 すし自体に問題はなくても、 「なんだ…

心理学研究法 第13回 感情の動きを読み取る―主観・行動・生理心理学的研究法―

残念ながら心理学研究法は、今回受講したものの中で 一番興味を持つのが難しかった。 しかし、この第13回と次の第14回の樋口貴広先生の講義は 非常にわかりやすく、また興味深い内容だった。 いままではまさに研究法という授業であったが、 樋口先生は、具体…

心理臨床の基礎 第13回 心理療法5 ―遊戯療法―

小林真理子先生による遊戯療法の回。 小林先生は、話がやや眠たくなってしまうしゃべり方なのがつらい。 しかし、話している内容は、きちんと整理されており、 よかったとおもう。 遊戯療法の具体的考え方や、歴史、また、遊戯療法の形式について わかりやす…

心理統計法 第15回 心理学と統計の関係

心理統計法の授業を最後まで聞いた。 この心理統計法の授業はわたしが受講した授業の中で もっとも勉強している気持ちになる授業だった。 この心理統計法の授業は全体的には難しいので、 実際に分散分析と回帰分析は、わたしもわかってないのだが、 最後の「…

心理カウンセリング序説 第13回 性

大場先生が神話大好きなのはわかっているが、 かなりの部分が神話の解説であるのは、 心理学の授業としてはいかがなものかと思う。 もっと実際のカウンセリングの場における、 性の問題の扱いの難しさを具体例で話してもらったほうが、 良い気がする。

精神分析とユング心理学 第12回 「母」なるもの:「山姥」「魔女」

大場先生の「英語の専門用語大嫌い宣言」の回。 大場先生は、大学授業では、一般的な臨床心理学について話す必要があると 認識しながらも、自分の意見を言いたいという気持ちが強いので、 どうしても教科書的な説明より、大場先生独自論を、話してしまう。 …

心理臨床の基礎 第12回 心理臨床4 ―認知行動療法―

越川房子先生の回。 この先生は第5回でも担当していたが、 非常に説明が上手で、無駄のない解説で驚嘆する。 しかもなぜかたとえ話が非常に上手。 この越川先生の認知行動療法の説明と、 別の科目である「認知行動療法」の科目のテレビ授業を 両方ともみると…