心理統計法 第8回 "対応のある"2つの変量の相関関係(1)
心理統計法は、大澤先生が記述統計と確率を教えて、
その後、推測統計は池田先生が担当していたのだが、
この8回目から再び大澤先生が相関関係について担当する。
個人的に大澤先生のファンなので、
話を聞いていると、なんとなくわかった気になる。
相関の話は、推測統計に比べてはるかにやさしい話であるのも
一因かもしれない。
最後にトピックスとして、産業分野における
相関の活用について説明しているところがあり、
心理学とは何も関係ないのだが、興味深かった。
例えば新製品を売りたいが、各営業所が、
新製品の販売に力を入れるよりも、既存の定番商品を売ったほうが、
売上が上がるので、新商品の販売に力を入れてもらえない場合がある。
この時に、全体的な売り上げをxとして、新商品の売り上げをyとする。
ある支社は、全体的に売り上げは大きいが、新商品についての売り上げはあまりない。
もう一つの支社は全体的な売り上げは普通だが、新商品の売り上げが大きい場合、
どちらをより評価するべきなのかということが起こる。
そこで、xとyでグラフを作り、その相関の一次式を基準にすることで、
評価基準を作るということを説明していた。
心理統計学は難しいけど、大澤先生のおかげで頑張れていると思う。