心理臨床とイメージ 第3回 バウムテスト
バウムテストの回。
バウムとはドイツ語で、木の意味。
バウムテストとは、木を描くことで、心理をさぐるテスト。
心理テストとしては超定番であるバウムテストの
実際のやり方についての具体例が示されている。
バウムテストで用意する紙や鉛筆の種類から、
実際にバウムテストに入る前のカウンセリングのやり方、
実際の絵をかいてもらった後のやり取りなど具体的に説明している。
役者さんと先生が模擬的にやった実施例のビデオもある。
最後に、先生が、カタモトさん(仮名)との思い出の話を
実際のバウムテストの木の絵を示して話しているが、
なかなか感動的で、これは聞いてよかったと思う話だった。
木など描いたところで、心の何がわかるのかと
思う人もいるのかもしれないが、
結局のところ、木を書いたらその心がすべてわかるというわけではなく、
一つのコミニュケーションツールとしてもちいたり、
表現すること自体に治療的な意味があるのだろうと感じた。