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放送大学で勉強中

放送大学で頑張って勉強する日記です。

心理臨床とイメージ 第2回 イメージを用いた心理療法と心理療法の器

今回は、小野けい子先生のスーパーバイザーでもある

山中康裕先生とのトーク形式の授業になっている。

いままで前学期の授業を含めてたくさんの授業を受けてきたが、

この授業が一番面白い。すばらしいとおもう。

 

ほかの放送大学授業では、ゲストが招かれてトークする授業は

珍しくないが、どうしても他人行儀な会話になってしまう。

山中康裕先生と小野けい子先生の場合は、

関係性が出来上がっており、それゆえの隠し事のない会話なのが良い。

 

また、この山中康裕先生自身が、関西弁の混じったしゃべり調子で、

非常に話がうまい。

 

この回では、おもにこの山中先生が、精神科医になって

1年目に実施した絵画療法のエピソードが語られている。

 

患者さんを群に分けて絵画療法を行っている。

 

1群 緘黙群     しゃべらない患者

2群 関係性不全群  看護師さんたちに嫌われている患者

3群 絵がかきたい群 絵を描きたいいう患者

 

 この3群を半年ほど絵画を描かせた結果、

3群の絵がかきたい群は、絵画を描かせても全く治療的に役に立たず、

もっとも効果があったのが、2群の関係性不全群、

1群は、1年以上継続すると、緩やかに効果がある。

 

2群は、絵画の表現をするようになることで、

問題行動で表現する必要がなくなったので、

看護婦さんたちとの関係が改善することが分かった。

 

また、ほかの多くの心理士の先生も言っているが、

カウンセリングの器の重要性、時間を区切ること、

お金をきちんととることなどの意味についても語っている。

 

お金を取ることで、初めてクライアントと対等になることができるので、

お金を取ること自体が、治療的に意味があるということについて語っている。

 

そして、最後にセラピストそれぞれが、自分自身が自分自身のために

やっている表現やイメージがあり、自分自身が精神的に充実していることが、

クライアントのためになるのだと言っている。

この辺りも非常に重要な話だとおもう。

 

献身的になりすぎると、かえってクライアントにとっては、

迷惑になることがあるということに、援助者が気付くのに

なかなか時間がかかるというのは、私も経験があり、納得する。