放送大学で勉強中

放送大学で頑張って勉強する日記です。

オペラント条件付けはさっそく毎日の生活に生かせる

心理学の教科書に必ず載っている「オペラント条件付け」というのがある。

 

何らかの行動をした後、ご褒美がもらえたり、良いことがおきる状況を

繰り返すと、その行動をする頻度が増えるというもの。

逆に、何らかの行動をした後、罰を与えられたり、悪いことがおきる状況を

繰り返すと、その行動をしなくなる、またはその行動を避けるようになること。

 

これがオペラント条件付けというもので、

認知行動療法の背景となる理論となっている。

 

私の子供が1歳半ぐらいになるころから、

本格的に歯磨きのトレーニングを始めたのだが、

非常に嫌がり、夫婦で手を焼く状況になっていた。

子どもは、本気で嫌がって抵抗すると、

1歳児とは思えない力を発揮する。

 

夫が、せめてもましになるようにと「ハキラ」という

子供の歯のケア用品(ラムネみたいなもの)を買ってきた。

 

ハキラ ブルーベリー 45粒

ハキラ ブルーベリー 45粒

 

 

そこで、わたしはピンときて、

これをオペラント条件付けの強化子にしようと思いついた。

 

毎回歯磨き後に、このハキラを1つあげる。

 

もちろん子供なので、歯磨きに協力的な時もあれば

歯磨きに非協力的な時もあり、歯磨きできる程度はバラツキがあるのだが、

とにかくなんとなく歯磨きできれば、このハキラを渡す。

 

それを繰り返すと、子供はすっかり、歯磨き後は当然ハキラがもらえると

学習したのだ。(しめしめ)

 

その後、自主的にハキラをほしがるようになり、

「歯磨きした後でないとハキラはもらえないよ」というと、

「しゅしゅする」というようになった。

 

こうして歯磨きが以前と比べて楽になり、

ああ、オペラント条件付けは偉大だと思い、

心理学を学んだかいがあったと心から思う。

 

先日2歳になったのだが、

2歳になったばかりのころ、いつものように

ハキラをほしがったので、

「歯磨きした後でないとハキラはもらえないよ」というと、

「しゅしゅした」といったのだ。

 

つまり、うそをつくということ自ら思いついたのだ。

 

フロイトの発達理論で、肛門期(1歳半から3歳)になると

はじめてのうそも認められると教科書にあったが、

「教科書に書いてあることってほんとうなんだ」と

感動した。

 

心理学で学んだことをさっそく実践する機会を与えてくれ、

観察対象となってくれるわが子に感謝する。