精神分析とユング心理学 第15回 ユング派心理療法:「夢」と向き合う
大場登先生の最後の授業。
大場先生は、私の話し方は眠たくなってしまうかもしれない。
と最初に言ってから、授業を話し始めるが、本当に寝ました。
大場先生、本当に眠たいです。
寝てしまったので、再度授業を聞いてみると、
実際の夢分析の中で、クライアントに対して、
どのように聞き返すのがよいのかということが、
具体的に示されていて、話していること自体は、
非常に勉強になったように思う。
1回のセッションで、相手の夢の内容を即時にセラピスト側が解釈するのではなく、
むしろ、クライアント自身が夢の解釈を始めるように、
あくまでもセラピスト側から、相手に負担にならないように、
言葉を選びながら促すのが実際のやり方というのがよくわかった。
しかしながら、同時にこのやり方は
非常に時間のかかることだろうなと、予想がつく。
クライアントは時間と費用をかけてセラピーに参加するわけだが、
一時的なことならともかく、
ゆめとイメージについて語り合うことに、
何年もかけて続けるのは、非常に難しい気がする。
実際のセラピーでは、おそらく様々なことが
会話に登場し、その中でクライアントが夢について語った時に、
夢の分析をするだけで、セラピー中にずっと夢の話を中心に
すすめるわけではないとはおもうのだが、実際はどうなんだろうと思う。