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放送大学で勉強中

放送大学で頑張って勉強する日記です。

心理カウンセリング序説 第6回セラピストの「読み」

今回の森さち子先生も実際の自分の体験事例を語っている。

前回より今回の例のほうが、なかなか興味深く、

参考になりやすいと思う。

 

ここではAさんとBさんの例を挙げている。

 

Aさんは高校生で、カウンセリングの当初は普通に話していたが、

回数を重ねて10回以降の面接では、だんだん話すスピードが非常に遅くなり

聞いていて苦痛なほどゆっくり話すようになっていく。

 

私は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あまり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

学校では・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

という様子なので、どこで会話が終わったのか、

判断がつきづらく、ついついセラピストのほうが

会話の間に介入してしまい、なんだかしっくりいかないと

思ったというはなし。

 

そこで、森先生が考えた「読み」は、

カウンセリング当初は自分で考えたこと(意識上にあること)を

話していたため、普通に話せていたが、

10回以降になるとほとんど話すことがなくなってしまい、

無意識に、話の途中にセラピストが言葉を補ってくれることを期待して、

話が非常に遅くなっているのではないかと仮説を立てた。

そしてそれは、自分の言葉の間に母親が言葉を補ってくれていた

いままでの母子関係が、セラピストとAさんの間に再現されているのでは

ないだろうかという読みになる。

 

もう一つはBさんの例

23歳の女性であるBさんは、面接時間のほとんどを一方的に

話し続ける人で、面接終了後に記録を作ると、通常の3倍ぐらいの

記録になってしまうほど話す人だった。

そしてこのような面接を続けるなかで、

森先生は、Bさんはセラピストからの介入をおそれて、

何も介入されないようにするために

面接時間の隙間を埋めるように、一方的に話しているのではないか?

と仮説をたてた。

 

なお、この後の続きは第7回で説明するとのこと

まるでドラマのような前後編になっている。

 

森先生は、やっぱり教科書的な話をするより、

実際の例を話したいタイプなのだなとおもう。

理屈より物語好きなのかもしれない。

私もどちらかというと物語好きなので、

その感覚には非常に共感する。